2024-01-01から1年間の記事一覧

白木蓮の花びらが空の青によく映える

艶やかなしろい花びらは 穏やかなひざしによくにあう ことしも別れと出会いのきせつがめぐってくる 白木蓮が好きだ。木蓮も好きだけれど、白木蓮の上品な艶やかしさに毎年惚れ惚れしてしまう。もう少ししたら桜が咲いて、次に躑躅が咲いて、春が来るのだろう…

薄ら寒い曇り空

数日前まで春みたいな陽気だったのに きゅうに冬にもどってしまった そうだ、ここは寒い地域だということをすっかりわすれていた 2月中には引越による部屋の片付けを終わらせようと思っていたのにまったくはかどらない。2月には実際の日数も短いけれど、体感…

深い紺色に鋭い三日月が浮かんでいる

鋭利な三日月はいつも見惚れてしまう 凛としていてうつくしく、どこか安心感さえある うまくいかない日々も続く、それでも自分で選んだのだからと覚悟を決める。切羽詰まった空気の中で、なんとかやっていこうとする。 引越の手続きで役所へ。相変わらず役所…

鮮やかな青、映える雪山

あまりにあざやかなあお、そしてしろいやま。 静岡県の三島市というところに住んでいた。昨日まで。昨日引越をして今は神奈川に住んでいる。引越の時には何かしらイベントを組み込むようにしている。1人で引越作業をするのは、少し心に負担が大きいからだ。…

透明度が高くて陽射しがやわらかい 

ものをかたづける 20年ちかくまえにもらった品がでてきて 当時をおもいだす それはじゅうぶんにうつくしい日々だったようにおもう 引越の準備をしている。仕事は雑誌がひとつ校了中。騒然とするスケジュール感。住む場所を変える、家ごと移動している気持ち…

淡いピンク色から薄紫のグラデーション

夜明けや夕暮れ前、空の色が嘘みたいな美しさ瞬間がある それは数分で過ぎ去ってしまう なにごともなかったかのように 朝がはじまり、夜がふける しらないどこかで今日も美しいそらが降る 引越の準備をしている。2月の半ばにはこの場所から離れるのだなと思…

雲間に綺麗な水色が見える

幸せになっていいのだということを いつも忘れてしまう 罪も呪いもすべて解かして 晴れ間が見えたら遠くを見つめる はてなブックマークでパワハラの記事を読みたくて探していたら、ブラック企業の退職記事を見つけて、興味深く読んでいたのだけれど、いま自…

薄雲の広がる儚い白

駅のホームに立つ ひとが流れる 一車両見送って、次の車両に乗る そのまま私が運ばれていく 距離とともに時間も流れる 正月休みが明けて日常が戻ってきている。暖冬らしく暖かい日々が続く。それでも陽が落ちると空気は鋭さを持って、そうだ冬なのだと思い知…

年明けらしい透き通った水色

愛を受け取るのは難しいなと、この時期によく思う。お正月はほぼ毎年2日に実家へ挨拶に行く。親戚の子どもたちと遊んで、高齢になった親と雑談をして、穏やかな生活を願う。1泊ないし日帰りで自分のマンションへ戻る。一人暮らしのワンルームの部屋で一息を…